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週末は旅に出よう!理系女子的会社員の世界旅行談

会社員をしながらいかに効率良く海外旅行に行くかを日々模索している理系女子の旅行コラム&旅行記です。個人旅行あり、パックツアーあり、一人旅あり、女子旅あり、グループ旅行あり。海外旅行に行く時の参考にしてもらえる記事を目指しています。

国立オペラ座・モーツァルト・ウィーンフィルコンサート~音楽の都ウィーンで音楽を感じる(2016年オーストリア旅行#5)

2016年 オーストリア ヨーロッパ 一人旅

3日目続き ウィーン市内観光(市庁舎・国立オペラ座モーツァルトハウス・ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

昼食の後はウィーン市庁舎へ向かいます。

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市庁舎では議会開催中などを除いた月・水・金の13:00から無料のガイドツアーが開催されているのです。

市庁舎はウィーン市長とウィーン市議会が執務を行う庁舎として利用されています。

13時前に市庁舎1階にあるインフォメーションセンターへ行くと、参加できるらしいのですが、なかなか入口が見つからない(;´・ω・)

リンク道路から見えている正面から入ると、普通の市役所みたいなフロアになっていて、なんか違う…(;´Д`)

13時になりそうになってかなり焦ったのですが、ようやく市庁舎の裏側中央部分に入口を見つけました。

ウィーン市庁舎

インフォメーションでガイドツアーに参加したい旨を伝えると、パスポートと引き換えにオーディオガイドを貸してもらえます。

日本語はないので英語のオーディオガイドを借りました。

5人以上で催行とあったので、参加者は少ないのかなと思っていたら、広いインフォメーションのフロアは観光客でいっぱいΣ(・ω・ノ)ノ!

50人以上いたんじゃないかな?

時間になると、職員の方が現れて、ガイドツアーが始まりました。

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まずは中庭に案内されます。

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職員の方はドイツ語で解説をするので、それ以外の言語の参加者は、職員の方の指示に従ってオーディオガイドで説明を聞く形式です。

市庁舎の建設には、約3000万個のレンガと4万立方メートル以上の自然石が用いられました。

回廊に囲まれた中庭は2804平方メートルで、ヨーロッパでも最大規模のものになるそうです。

中庭は昔は馬車の駐車場(駐馬車場?)で、近年では駐車場にされたそうなのですが、景観が良くないからと今の中庭に作り直されたとか。

市庁舎は1872~1883年にかけて、建築家のフリードリヒ・フォン・シュミットの設計により、ネオゴシック様式で建設されました。

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シュミットはケルン大聖堂の建築主任を務めた人です。

2015年のGWにドイツには行ったけど、ケルンには行けていないので、比較はできないのですが、雰囲気は似てる気がする?

 

中央尖塔の高さは97.9m、その上には3.4mの市庁舎の男「鉄のラートハウスマン」(Rathausmann)が6mの旗を持って立っています。

靴はヨーロッパサイズで63だそう。

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近くのヴォティーフ教会の塔の高さ99mを超える建物は皇帝の命で許されなかったので、シュミットは教会よりわずかに低く市庁舎を作り、後から塔の上に騎士像を乗せて、こっそり反抗したというエピソードが残っています。

 

いよいよ内部へ。

美しいゴシックアーチ空間が広がります。

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階段には赤い絨毯が敷かれ、ステンドグラスが美しく輝いていました。

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ぞろぞろと階段を上るツアーの客。

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最上階の議会室は天井が美しい木の細工の部屋になっています。

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この暖炉の記念碑は1885年に王室から寄付されました。

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議会室と階段を挟んで向かい側にはホールがあります。

ウィーンの著名人物の像が並ぶ祝典ホール(Festsaal)は、長さ70.9メートル、幅19.5メートル、高さは17.0メートルです。

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祝典ホールとそれに続く部屋は、展覧会、コンサート、舞踏会など、年間およそ800の催し物に使用されているそうです。

ヨーロッパで最大のエイズチャリティイベントであるLife Ball(ライフボール舞踏会)も市庁舎内の部屋を使って開催されます。

 

最上階から見た市庁舎前広場。

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市庁舎前の広場では、11月からクリスマスマーケットが開かれていたり、1月から3月までアイススケートリンクが作られたりします。

この日も広場では何かイベントの準備中でした。

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さて、この次は国立オペラ座のガイドツアーに参加します。

 

ブルク劇場~フォルクス庭園

リンクを挟んで市庁舎と向かい合うように立つネオ・バロック様式の建物は、ヨーロッパ演劇界でも最高レベルの劇場、ブルク劇場です。

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今回は内部の見学はしていませんが、クリムトの天井画「タオルミナの劇場」「ディオニソスの祭壇」があります。

 

途中のフォルクス庭園にて、エリザベートの像。

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お花が満開で美しい(*´ω`*)

 

ウィーン国立オペラ座

この日の国立オペラ座の日本語ガイドツアーは15:00からでした。

(時間は不定期となっていますが、大体15:00からのようです。)

ガイドツアーの時間は、正面左のツアー入口の横に掲示されています。

オペラ座前は良く通るので、朝に確認しておくとよいかもですね。

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オペラ座には14時半頃到着しましたが、前後の時間に他の言語のツアーも開催されているので、ツアー入口はチケットを求める人で行列になっていました。

列の流れは速いので、チケットはすぐ購入できるのですが(7.5ユーロ)、割り込みするスペイン人?(多分)とかいて、カオスでした。

チケットを購入した後はロビーで各言語の札の前に集合します。

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この通りの混雑ぶり。

 

ロビーにはオペラの衣装も飾ってあって、顔出し看板のように写真が撮れるようになっていました(笑)

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時間になると、ガイドさんの案内で言語ごとに中に入っていきます。

日本語ツアーは30人ほどだったでしょうか。

ガイドツアーの所要時間は約45分で、中央入り口ホール、中央階段、ティーサロン、大理石のホール、シュヴィント・ホワイエ、グスタフ・マーラー・ザール、舞台を望む観客席などを案内してもらえます。

 

観客席

この日は同じくらいの時間に出発しているツアーが多かったので、他のツアーとかち合わないように、まずは観客席に案内され、座席に座らせてもらってオペラ座の歴史などの説明を受けました。

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オケピ前の席に座ってみます(=゚ω゚)ノ

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オペラは必ずしもドイツ語で演じられるとは限らないので、座席前のこの部分に翻訳が表示されるようです。

もちろん日本語はありませんが…(^-^;

でも座席のこんな場所にあると舞台の演技を見逃しそうで怖いなぁ…

やっぱりオペラとかミュージカルは楽曲と演技を味わいたいので、演目の予習は事前にしておいて、当日は舞台そのものを楽しむのがいいと思います(*´▽`*)

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観客席の座席数は現在では2284席となっています。

手すり部分は鉄骨とコンクリートですが、音響上の配慮から木材でカバーされています。

中央の巨大なシャンデリアは、安全上の理由から、大きな円形のクリスタルガラス製照明に替えられています。

 

ウィーンのオペラ座は、パリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ座の一つです。

1869年にウィーンの建築家アウグスト・シッカート・フォン・シッカーズブルクが基本設計を、エドワルト・ファン・デア・ニュルが内装を担当し建てられました。

年間約300日、最高レベルのオペラやバレエが上演されています。

1869年5月25日、フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇妃臨席のもと、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」でこけら落としが行われました。

最初の隆盛期を迎えたのは、作曲家グスタフ・マーラーが総監督を務めた時代です。

しかし、第二次世界大戦で爆撃を受け、かろうじて爆撃を免れたのは正面ファサード、中央階段、シュヴィント・ホワイエだけでした。

修復後、1955年ベートーベンの「フィデリオ」で再び幕を開けました。

マーラーカラヤンなど錚々たる巨匠が指揮者に名を連ね、2010年までは小澤征爾さんが音楽監督を務めたことは有名です。

 

この日は19:00からヴェルディのオペラ「仮面舞踏会」が上演されるので、その準備中でした。

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最前列\(^o^)/

オーケストラボックスで演奏するのは、ウィーンフィルのメンバーです。

ウィーンフィルは国立歌劇場オーケストラのメンバーで構成されているのです。

オーケストラボックスは123平方m、約110名入ることができるそうです。

 

ウィーンのオペラ座と言えば「オーパンバル(Opernball)」(≧▽≦)

実は会場のダンスフロアは、この平土間客席を取り外し、舞台の高さと同じにしてつなげて作っているのです。

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オーパンバル(Opernball)はその年社交界にデビューする「デビュタント(Debutante)」たちが、ウィンナワルツを踊る舞踏会で、ここウィーンのオペラ座で毎年2月頃行われます。

舞台の上は舞台のセットなどを置くため、客席よりも奥行があるというのには驚きでした。

 

大理石の間

次は大理石の間です。

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休憩時間中にドリンクを飲んだりするところ。

壁にはオーパンバルの写真が飾られていました。

 

グスタフ・マーラー・ザール

階段ホール右側にはグスタフ・マーラー・ザールがあります。

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モーツァルトの「魔笛」をモチーフにルドルフ・アイゼンメンガーがデザインしたゴブラン・シリーズが壁を飾っていたため、ここは1997年まではゴブラン・ザールと呼ばれていました。

グスタフ・マーラーが総監督に就任してから100周年を記念して、グスタフ・マーラー・ザールと呼ばれるようになりました。

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マーラー肖像画が飾ってあります。

 

シュヴィント・ホワイエ

建設当時のオリジナルの部分、シュヴィント・ホワイエ。

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ここは、モーリッツ・フォン・シュヴィントの16の油絵が飾られているため「シュヴィント・ホワイエ」と呼ばれています。

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窓の上に音楽家の胸像があって、その上に作曲家の代表作品の絵になっています。

べートーベンはフィデリオだそう。

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階段ホール

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階段ホールで特に美しいのは「恵みを与えるフォルトゥーナ」と題する天井画です。

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アーチに囲まれた上部壁面の3つの絵は、バレエ、喜劇的オペラ、悲劇的オペラを表しています。

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中央の階段から降りて、外に出ます。

オペラを見に行くには敷居が高いな~って思っても、ガイドツアーだと気兼ねなく写真も撮れるのでお勧めです。

戦争で無くなってしまった部分もあるけど、やはりオリジナルの部分は荘厳で建物自体が一つの芸術作品のような感じです。

楽友協会の建物もそうでしたが、ウィーンは芸術的な建物で芸術を鑑賞することができる、素晴らしい環境に恵まれたところです(*´▽`*)

 

さて、音楽の殿堂を見てきたところで、ウィーンと言えばこの人、モーツァルトの家に行ってみます。

 

モーツァルトハウス・ウィーン

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ウィーンで唯一現存するモーツァルトの住居です。

場所はオペラ座からシュテファン大聖堂の方に歩いて、10分弱くらいのところです。

一階の入口でチケットを購入(11ユーロ)し、オーディオガイド(日本語あり)を貸してもらいます。

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モーツァルトはここに1784年から87年まで住んでいたそうです。

中は写真撮影禁止なので、写真はここまで。

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一度最上階まで上り、モーツァルトの生涯と作品、家族や周囲の人々、時代背景をたどりながら下ってきます。

ここは、彼が生涯で最も幸福な期間を過ごしたと言われていて、ここに住んでいた2年半の間に室内音楽、ピアノ協奏曲8つ、オペラ「フィガロの結婚」を作曲しました。

音楽一家に生まれ、天才的な才能を発揮して、ウィーンではピアニストとして人気があり、かなりの収入があったにもかかわらず、博打などで浪費して借金を重ねていたそうです。

知り合いに借金をお願いしている手紙が残されています(;´Д`)

ここのオーディオガイドがなかなかの充実ぶりで、所々で紹介される楽曲も聴けるようになっていて、モーツァルトの生涯が全部分かるくらいのボリュームがありました。

繊細な音楽とは違って、モーツァルト本人は相当なダメ男っぽいことがよく分かりました(;´・ω・)

細かいところは飛ばしても1時間半かかった(;'∀')

 

モーツァルトハウスの前の道の景色は、当時からそれほど変わっていない、とオーディオガイドで言っていたのでちょっと写真に撮ってみました(*´ω`*)

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モーツァルトと同じ景色を見ているかもしれませんよ?

 

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)

この後、19時半からあの楽友協会の黄金のホールでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートなので、一旦、ホテルに戻って着替えました。

運よく滞在中に一般販売される公演があり、運よくチケットが取れたのです。

日本でのウィーン・フィルのコンサートチケットはなかなか手に入らない上、数万円もすると聞いたことがあります(S席で4~5万円とか)。

それが末席だけど、16ユーロでゲットできたのです(≧▽≦)

 

この日は「ズービン・メータ80歳記念コンサート」という特別なコンサートでした。

ズービン・メータはインド出身の指揮者なんですが、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートをこれまで5度も振った方で、楽友協会名誉会員であり、ウィーン・フィルとはとても所縁があります。

 

演目は全てベートーベンの楽曲で、

ピアノは世界的なピアニストかつ世界的な指揮者のダニエル・バレンボイム!!(゜o゜)

そして、楽団が揃って、いよいよ始まるのかなと思いきや、なんと「Happy Birthday to You」が!!

ウィーン・フィルの「Happy Birthday to You」とか超レアじゃないですか!?

演目も有名な楽曲ばかりでとても楽しめました。

同じ演目を生で聴いたことがないので単純な比較はできませんが、一時でも世界最高峰の音の空間にいられたことは素晴らしい経験でした。

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興奮も冷めやらぬまま…と言いたいところですが、そこはウィーン・フィルの音色。

α波全開のリラックス状態で気持ちよくホテルに帰りました。

やっぱり音楽っていいもんですね~(*´▽`*)