中世の雰囲気香るオーストリア共和国へ(2016年オーストリア旅行#1)
目的地の決定と旅のコンセプト
2016年GWの旅行をどうするかをそろそろ決めなければいけないという頃、2015年1月フランスのシャルリー・エブド襲撃事件以降、3月チュニジアの博物館銃乱射事件、10月トルコのアンカラでの爆破テロ事件、11月のパリ同時多発テロ事件…とヨーロッパとその周辺では不穏な空気が流れていました(-_-;)
GWはヨーロッパ方面に行きたいという思いはあったものの、候補国の中でどこなら比較的安全なのか、いっそヨーロッパは諦めるべきか等、行き先に悩んでいたため、航空券やホテルの手配が遅れてしまいました(;'∀')
一般に世間がGWに入るのは29日(金)の祝日からなので、有休を使って早めに出発することで、2月中旬に何とか航空券を確保しました。
貯まっていたANA SKYコインを使いたかったので、ANAで直接予約したかったのですが、そうすると思うように航空券が取れず、出国は関空、帰国は成田というオープンジョーです。
しかし、その後も2016年3月にはブリュッセルで連続テロ事件が起こったり、難民がヨーロッパに大量流入することによる治安の悪化などで、旅行を決めた後も心配事は尽きませんでした…(;´・ω・)
さて、気を取り直して!(`・ω・´)
今回のオーストリア旅行の目的は、何と言っても中欧に650年間帝国として君臨したハプスブルク王朝の史跡探訪、そして音楽の都ウィーンとサウンド・オブ・ミュージックの町ザルツブルクで芸術を体験すること!
調べれば調べるほど行きたいところは増えるのですが、中途半端に移動を挟むと、各都市での観光時間が短くなってしまうので、あえてウィーンとザルツブルグ2都市滞在にしました。
ザルツブルグではこの旅のメインとも言えるアクティビティも入れてみました( *´艸`)
1日目 関西空港~フランクフルト~ウィーン
GW前の4/27(水)関空10:05発のNH6005便にて、まずは乗り継ぎのフランクフルトまでのフライトです。
ANA-ルフトハンザドイツ航空の共同運航便で、機体はルフトハンザドイツ航空。
ルフトハンザの日本出発便のエコノミーの機内食は、海外の航空会社にしては美味しい方ではないかなと思います。
お酒はほとんど飲まないので分かりませんが、ワインはフランス産のものでした(ドイツワインだったら飲めたのに…)。
出発してしばらくして出る昼食はチキンチョイスでこんな感じ。
到着前に出る夕食はビーフチョイスでロコモコのようなものでした(ドイツなのに)。
フランクフルト空港には予定通り14:45に到着(=゚ω゚)ノ
次のウィーン行の便までは3時間近く時間があるんだけど、この空港でのギリギリの乗り継ぎには嫌な思い出があるので、乗り継ぎには2~3時間の余裕を持たせることにしています。
実は、到着前にアナウンスがあって、ルフトハンザはこの日ストライキをしていたようなんですね(-_-;)
スト自体は午前中に解除されていたのですが、一部の便で遅れや搭乗口の変更などがあったり、カウンターが混雑しているとのこと。
またかよ…ルフトハンザ…(-_-メ)
幸いこの後私が乗り継ぐのはオーストリア航空との共同運航便だったため、定時出発のようでした。
良かった(*´▽`*)
海外で何度かストライキに遭遇したことがある私。
ちょっと焦ったよね(;'∀')
フランクフルト空港
ロンドンのヒースロー空港、パリのシャルル・ド・ゴール空港と並ぶヨーロッパの重要なハブ空港のひとつ。
制限区域内のお店も充実しているので、私は良く乗り継ぎで利用します。
今回はシェンゲン協定により、ここフランクフルトで入国審査になります。
実は前年にイランに行っていて、私のパスポートにはイランのビザが張り付いているのですよね(;'∀')
ISIS関連はイラク・シリアが中心とは言え、イスラム圏に行っているという痕跡が入国審査にどういう影響を与えるのか、ちょっと心配でした。
フランクフルト空港は何度も利用していますが、これまでは日本人ということでノーマーク、無言ですぐスタンプを押して通してくれていました。
ところが、今回は
「どこへ行くのか」「何をしに行くのか」「何日滞在するのか」「ウィーンの次はどこへ行くのか」(初めこの質問の意味が分からなかったけど周遊するのかどうか知りたかったみたい。「日本、家に帰る」と言ったら納得してくれました。)「帰りのチケットを見せろ」
…等、質問攻めに遭いました(´・ω・`)
幸い、ただの観光客と判断されたようで、この程度で済みましたが…こんなことは初めてだったので、ISISの影響を感じざるを得ません。
短期のバケーションであること、EUに移住する気がないこと、帰ることが明確であることを説明出来ればいいのではないかなと思います。
ところで、フランクフルト空港には、こんなコーヒーメーカーが搭乗口の近くに設置されています。
これ、ルフトハンザのサービスで、無料でコーヒーがいただけるんです!
しかもコーヒーの種類も豊富で、アメリカン、エスプレッソ、カプチーノなどいろんな種類があります。
ティーバッグも置いてあるので、紅茶も飲めますよ(^_-)-☆
ウィーンへ
フランクフルト空港17:50発のNH6331便にてウィーンへ向かいます。
今度はオーストリア航空の機材です( *´艸`)
ウィーン国際空港には予定通り19:20に到着しました。
入国審査は終わっているので、ここは荷物をピックアップして外へ。
オーストリア入国!…しかしすでに入国審査を終えているし、ドイツ語圏なのであまり入国した感がない(^-^;
ウィーンの空港はそれほど広くないようで、到着ゲートを出ると、右手すぐにオーストリア国鉄(ÖBB)の乗り場案内が見えました。
このスロープを下ったところに少し広めのフロアがあって、CAT(シティ・エアポート・トレイン、はるかみたいな有料特急)のチケットカウンターや券売機がありますが、24時間券や1週間券などを買いたい場合はここでは買えません!
ここの券売機にはCATか、Flughafen Wien(ウィーン空港駅)⇒ウィーン市内のチケットしかありません。
私は1週間券が欲しかったのですが、どうやっても表示されなくて、あきらめて市内への1回券(4.4ユーロ)を買いましたが、実はそのフロアからさらに下ったホーム上にも券売機があって、ここで各種乗車券が買えるのです。
う~ん(-_-メ)失敗
買ったチケットは乗車前に必ず打刻機に入れて日時を打刻しましょう!
日本のような改札はないので、無賃乗車可能のように思えますが、抜き打ちで検札があって、そこでちゃんと打刻した乗車券を見せないと数万円分の罰金をとられます。
観光客でも容赦ないので「知らなかった」は通じません。
ウィーンでのホテルはウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)の近くに取っていたので、20:33空港駅発のICE(インターシティエキスプレス)という特急列車に乗ってウィーン中央駅へ。
ウィーン中央駅20:48到着。15分。近っ!Σ(・ω・ノ)ノ!
たった15分ですが、この間に検札がありました。
空港線は観光客が多いからチェックが多いのかもしれないですね。
ホテルは駅前のMotel One Wien-Hauptbahnhof(モーテル ワン ウィーン ハウプトバーンホフ)です。
駅が大きいので構内は多少歩きますが、一番近い駅の出口からだともう目の前です。
出来たばかりのようで、綺麗だし、シングル利用のお値段もリーズナブルなのでおすすめ(*´▽`*)
ホテルチェックインして部屋に入ったら21時を過ぎていたので、翌日に備えて休みました( ˘ω˘)スヤァ